税理士の仕事とは

最終更新日 2024年10月1日 by nerdyf

税理士は、税務を行う税のスペシャリストです。
と言っても取り立てる側ではなく、企業や個人の税金についてアドバイスを与え、これは払わないといけない、これはこうする事で節税出来る、ここまでは経費で落ちるなどの助言をしてくれます。
企業においては脱税などをしたら大変な事件になってしまうので、そういった事のない様に顧問税理士として契約し、何か疑問があったら相談する形を取っているところが多いです。

 

個人事業主の場合は困った時に相談する

個人事業主の場合は困った時に相談する対象か、あるいは代行を依頼する相手といったところでしょうか。
サラリーマンから個人事業主に変わった人などは税について詳しくなく、しかし売上が立ってしまうと確定申告などで混乱してしまいます。
本来なら自分で書類を作らなければいけないのですが、本業が忙しく、あと領収書がごちゃごちゃで面倒臭くなった場合は税理士に代行してもらいます。
会社なら総務が行う業務も自分でやらなければならないのが個人事業主の大変なところで、しかしお金を払えば代行してくれるのが税理士です。
それが本業なので安心して任せられますし、何かあった場合も税理士の責任なら対応してもらえます。

 

芸能人は個人事業主なので確定申告する必要がある

これの分かりやすいところでは芸能人を想定すると理解しやすくなります。
芸能人は個人事業主なので当然、確定申告しなければなりません。
稼いでいる人は青色申告の必要があるでしょうが、しかしアーティストやお笑い芸人、役者が自分でこつこつと書類を作っているイメージが浮かびません。
どうせ専属の税理士にやらせているんだろうな、という感想が浮かびますがその通りで、書類作りが免除される事もなく、確定申告しなくていいという事ももちろんなく、代行を依頼しているのです。
所属事務所がやっているところもあるかと思いますが、契約の形として芸能人は基本的に個人事業主です。
事務所が紹介してあげることはあっても、あくまでも社員ではないので経費を払ってやってあげる事はありません。
なので芸能人は自分のお金を払ってお願いするか、もしくは自分でやっています。
おそらく一定以上の稼ぎのある人は頼んでいて、そこまで稼げていない人は自分でやっているのでしょう。

 

お金を沢山稼げている人でなければ税務上の悩みも存在しない

芸能人と言っても千差万別で、アルバイトをしながらお笑い芸人をやっている人も沢山います。
そういった人はアルバイトの給料の方が高くなる事も多く、やはりちゃんと確定申告をしなければいけない立場でしょう。
そしてアルバイトをしている人が代行を依頼出来る訳もなく、自分でやっているはずです。
そもそもお金を沢山稼げている人でなければ税務上の悩みも存在しないので、経費がどうとかより利益が最低賃金レベルなのです。
企業なら日常でも意識している税金の問題ですが、やはり一番の盛り上がりは確定申告の時期でしょう。
その時期には役所の窓口に相談コーナーが設置され、相談会などが開催されます。
始めて相談に来たややこしい事情を汲み取って、適切にアドバイスを与えるのは流石にプロの技です。

 

確定申告をソフト上から支援する会計ソフトの力が大きい

領収書がない場合などのアドバイスは適切に行われ、これでいいとお墨付きをもらえれば提出が可能です。
近年はe-taxの導入でゆるやかに電子化が進んでいますが、どちらかと言うと確定申告をソフト上から支援する会計ソフトの力が大きいのでしょう。
どちらにせよ、どんどんデジタル化する事で彼らの仕事は減っていきますが、そもそもそんなに沢山いる訳ではないので難しいところに人材を注ぎ込むという意味では正しい流れなのでしょう。
しかし全体の人数も、このIT化により減って来ているという話もあります。
弁護士資格を持っている人たちなので心配するところではないですが、人口減少により業務に影響がない事を祈りたいところです。

 

平均課税制度を知っておく

税と言うと普段関わりがない人にはさっぱりなところがあり、所得税や法人税などは分かるものの、相続税や贈与税など意味が分からないものも沢山あります。
相続や贈与がいけないならちょっとお小遣いを上げるのも駄目なのか、税を払わないといけないのか、という話になり、こんな事で専門家を呼ばなければならないのは大変な話です。
個人の話では前年の所得に影響して金額が増減する税と、しない税があり、そこが特に個人事業主の頭を悩ませます。
作家やアーティスト活動などをしている人は年によって凄く売れたり売れなかったりがあるため、去年滅茶苦茶稼いだからこれだけ税金を取りますね、と言われて売れてない今年に課税されたのでは堪ったものではありません。
CDを出した年と出さなかった年などもあるのです。
そういった時には平均課税制度というものがあり、ややこしい計算を経てなんとか税金を抑える事が出来ます。
これは大きく稼げた時に慌ててさかのぼって計算しても良く、慣れていれば簡単です。

 

まとめ

しかし、ややこしい事になる時はそれこそお金のある時なので、これこそがプロに代行してやってもらいたい作業と言えるでしょう。

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